エントリーシートのダメ出しで多い志望動機の事例
エントリーシートの提出前に、添削等で人に見てもらう機会を設けることがあります。
その時に、頑張って作成した内容でもNGをもらうことがあるでしょう。
そこで、「どこに問題があるのか?」と、悩んでしまう人は案外と多いのです。
今回は、エントリーシートのダメ出し事例について、どのような内容が多いのかを見ていきましょう。
- 主体性が伝わらない内容
- エントリーシート上での具体的な説明・事例ができていない内容
- 企業にとって採用するメリットが伝わらない内容
- 他の企業との差別化が明確でない内容
上記の内容は、作成している本人だと分かりづらいことがほとんどです。
何がNGなのか、具体的な理由に迫ってみましょう。
1.主体性が伝わらない内容
1つ目の内容は、「自分のできること」があまり感じられないことです。
志望動機で求めれているのは、「企業にとって自分は何ができるのか」という視点になりますよね。
いくら魅力的な企業であることを説明しても、採用担当者に意欲が伝わるでしょうか?
主体性は、強すぎることもNGですが、弱すぎるのもNGなのです。
この点を指摘された人は、もう少し自分を押し出す内容を追加すべきでしょう。
2.エントリーシート上での具体的な説明・事例ができていない内容
2つ目の内容は、説得力がないことです。
志望度の度合いがどの程度であっても、作成内容に優劣をつけてしまうことはできません。
これは、特に志望度合いが低い企業の内容を作成している時に、起こり得る状態になります。
確かに、志望度は書類作成のモチベーションに直結しますから、誤差が出てしまうことは否めないでしょう。
ですが、手を抜いているという事実は、他の企業の書類でも出てきてしまいます。
ふわっとした内容で終わらせないために、どの企業でも具体的な内容を作成するように心がけたいですね。
3.企業にとって採用するメリットが伝わらない内容
3つ目のNG内容例は、企業側にメリットが伝わらないことです。
志望動機に限らず、自己PR等は、自分が企業にどれだけ貢献できるのかを発信する内容になりますよね。
採用担当者も、そのメリットをチェックしながら、企業のマッチング度合いを確認していきます。
ですが、どう読んでもメリットが伝わらない内容だと、採用して良いのかと疑問に思いませんか?
第三者に添削してもらった場合でも、メリットが感じられないということは、明らかに文章で表現できていないことになりますよね。
文章を書き替えるだけでなく、言葉の使い方、選び方も見直して検討すべきでしょう。
4.他の企業との差別化が明確でない内容
最後は、同じ業界内で複数の企業に応募する時に生じてしまう、NG事例になります。
同じ業界内だと、志望動機等を考えていると、似たような文面、内容になってしまったという経験はありませんか?
先輩方の話を聞くと、どうしても似たり寄ったりな内容になってしまって大変だったという人もいますよね。
似たような内容になってしまうと、企業側からは他社との差別化ができていないと思われてしまいます。
これでは、マイナスイメージになってしまいますよね。
2つ目にご説明した具体的な説明にも関係しますが、なぜ自社を選んだのか、その理由を明確にできることが求められます。
従って、使い回しができることは便利な一方で、失敗することもあることを覚えておきましょう。
エントリーシートの回答例から良い内容を学ぼう
みなさんは、エントリーシートの志望動機等の内容で、失敗例に該当しているでしょうか?
仮に、該当してしまっても、焦ることはありません。
きちんと内容作成の勉強をすれば、どんどん良くすることができるのです。
その最たる方法は、良い内容のエントリーシートをたくさん見て、その違いを学ぶことです。
知っている先輩から見せてもらっても良いですし、インターネット上で探してチェックしても構いません。
志望している企業に採用できたということは、企業のニーズに合った、ベストな回答を作成できているからということに間違いありませんよね。
自分のエントリーシートの内容と見比べた時に、その違いははっきりと出てくるでしょう。
比較した時に見るべきポイントが分からないと言う人は、先程ご説明したダメ出し事例の特徴を確認しながら読んでみて下さい。
仕上がりの良い内容だと、ダメ出し事例の内容が当てはまらないはずです。
まずは、この部分に気付けることが、成長へのポイントになるでしょう。
文章を書いたり、内容を考えたりするのは、1日2日でできません。
回数を重ねたり、時間が経過したりすることで見についていきますから、今できないからといって諦めないで下さい。
提出日までに、いかに経験値を貯められるかが大切です。
始めは、上手く内容を作成するよりも、自分のどこがダメなのかをきちんと確認するところからスタートしましょう。
最後に
エントリーシートでよくある失敗例の多くは、自分自身で失敗に気付けない点です。
特に、志望動機はメインとなる項目ですから、NG事例の内容のまま提出したくはありませんよね。
失敗から成長するには、今の自分に足りない部分を、精一杯補填するに限ります。
これは、添削時に指摘してもらうことだけでなく、他の人が作成した内容でも発見できますから、色々な書き方を勉強してみて下さい。