【エントリーシート準備編】IT業界の今後について

エントリーシートを作成前の準備編 - IT業界のこれからはどうなる!?



IT業界は今、どうなっているのか

IT業界は、現在大きく発展しています。
第三次産業革命ともいわれるほどで、IT業界の志望者もかなり多くなっています。
その中でも、特に注目されるポイントはどのような点でしょうか?

最近注目されているのが、5Gです。
第5世代移動通信システムのことですが、聞いたことのない人は少ないでしょう。
今までの4G、4G LTEよりも高速大容量、多数同時接続、低遅延通信などを可能にしています。

日本では、2020年3月から商用化されています。
普及には、大手通信事業者だけではなく総務省も取り組んでいます。
実装されることで、幅広い分野での活用が期待できるため、今後さらなる付加価値が付くことも期待できます。

AIと、ビッグデータについても注目されています。
ただし、これについてはどう活用するかが手探りの部分もあります。
活用方法が不明瞭な分、AIさえ導入すればどうにかなる、と勘違いしている人も多いのです。

AIが正しくその価値を発揮するには、過去のデータが重要です。
そのために、ビッグデータが必要となるのです。
AIは経験を積んで制度が高くなっていくものですが、ビッグデータがその経験の代わりになるのです。

エントリーシートでAIについて触れるのであれば、この点を勘違いしてはいけません。
どのような場合にAIを活用できるのか、またそれを使ってどんな未来を見ているのかを明確に伝えることができれば、好印象を与えられるでしょう。

ゲームなどで使われているAR・VRも、これから様々な分野で活用されるであろう技術です。
今後、この技術にはどんどんと投資が増えるといわれています。

ARは拡張現実、VRは仮想現実をそれぞれ略したものです。
現在はゲームでよく活用されていますが、今後は教育や医療での活用にも期待されています。
IT業界ではブロックチェーンにも注目が集まっていますが、それに次いで注目されているのがARやVRです。

電子商取引、ECにも注目されています。
国内であれば楽天やZOZO、Amazonが特に有名で、中国でもアリババが世界的に有名です。
現在、ECの市場規模は大幅に上昇し、今後も成長していくとみられています。

それ以外にも、IoTなども注目されていますが、そのIoTやAI、ビッグデータなどの先進的なテクノロジーと、既存のビジネスを組み合わせたものをX-Tech(クロステック)といいます。

今までは、ITやICTというのは特定の企業で活用されるだけでした。
しかし、それが業界や業種などを問わず、広く受け入れられるようになったのです。
金融に導入されたFinTechが有名ですが、それ以外にも農業や自動車、保険、医療、不動産などに導入されているのにも注目されています。

IT業界の将来性

IT業界は、今後も発展する可能性が高い業界です。
まず、世界的にIT企業がトップを占めていることで、現時点でも大きく発展している業界であることがわかります。
それに加えて、現在は様々な業界でIT技術が導入され、需要が高まっているのです。

世界の時価総額ランキングを見ると、第1位のアップル、2位のマイクロソフトを始め、上位10社のうち8社がIT業界です。
世界のトップ企業というのは、ビジネスの中でトレンドを生み出します。
その点でいうと、ITが今の世界のトレンドであるのは間違いないでしょう。

先ほどもあったX-Techのように、今は様々な業界でITが活用されるようになりました。
農作業や工場作業にもAIやIoTが使われるようになるなど、昔では考えられませんでした。
教育の現場でもeラーニングに注目されるなど、ITの活用はますます増えていくでしょう。

IT業界の発展に伴い、人材の需要も年々増えています。
今後も、ITを導入した現場が必要とする人数は減少するのに対して、IT人材は需要が高まっていくでしょう。

ただし、IT業界で必要とされるのは技術職です。
エンジニアやプログラマーなどは常に人材が不足していて、ここにかかる負担は増大しつつあります。
そのせいで、長時間労働も当たり前となっているのです。

また、エンジニアが長時間労働に陥る原因となるのが、多重下請け構造といわれる仕組みです。
これは、大手が開発の一部を中間の下請けに回し、そこからさらに一部がさらに下請けへと回される仕組みです。

その結果、自社だけでは賄うことができない仕事量もこなせるようになります。
小規模な企業でも、大きなプロジェクトの一部に関わることができるのはメリットでしょう。
しかし、労働時間に反して利益が少ないなどのデメリットもあります。

そのため、IT業界ではエンジニア・プログラマーの育成が急務といえるでしょう。
今は、人手不足のために手を出せない技術もいろいろとあります。
さらなる発展のためには、人手不足を解消することから始めなくてはいけないのです。
そのため、IT業界のエントリーシートにはIT業界の将来について、明確なビジョンを描く必要があります。

まとめ

IT業界は、今後間違いなく発展していく業界です。
そのため、IT業界で求められるのは、将来のビジョンを明確に描くことができる人材です。
IT業界そのものも、近年急速に大きくなってきた業界です。
そのため、発展に寄与できるような人材が求められるのです。
IT業界を志望するのであれば、現状をしっかりと把握して将来像を詳しく考えましょう。

タイトルとURLをコピーしました