キャッシングやカードローンって、大丈夫なの⁉

コロナでの所得の減少、失業中の生活や予期せぬ急な出費はよくあることです。
同級生や同僚の結婚式が続いてしまったり、突然の転勤で引っ越しをしなければならなくなったり、子どもや親が病気になったり…。
そんなどうしても必要なお金が足りない時に、まず検討してみるのは消費者金融のキャッシングカードローンではないでしょうか。

今ではWebで契約が完結し、店舗へ行く必要もなく、すぐに借入ができる便利な消費者金融のキャッシングやカードローンですが、そもそも、銀行以外でキャッシングやカードローンなどを行っている会社はどのような会社なのか、知っていますか?

また、消費者金融という名前にはどうしても良くない印象を持ってしまいますが、なぜ、消費者金融に良くない印象があるでしょう。
さらに、一口に消費者金融といっても、様々な会社があり、安心して借入ができる会社もあれば、絶対に手を出してはいけない会社もあるのをご存じですか?

キャッシングやカードローンを利用する前に、まずはキャッシングやカードローンなどについてよく理解し、安心な会社とそうではない会社をしっかりと区別する必要があります。

今と昔の消費者金融について、また、手を出してはいけない会社についてなど、消費者金融の基本を簡単に解説します。



そもそも消費者金融って?

消費者金融とは、もともとは消費者個人の収入などを信用して行われる消費者信用のうち、個人に対する小口融資のことを指します。
そこから、一般の個人に対して担保なしで融資事業を行っている貸金業業者そのものを指すようにもなりました。
つまり、土地などの担保を必要とせずに、個人の収入に信用を置いて融資をしている業者すべてが消費者金融と呼ばれているのです。

ただし、消費者金融と呼ばれる業者は大きく2つに分けることができます。
分ける基準になるものは、その金利です。

1つ目は、昭和29年に施行された利息制限法及び出資の受け入れ、預り金及び金利等の取締に関する法律、いわゆる出資法に基づく範囲内の金利で貸し付けるもの。

2つ目は、この法律(出資法)で定められた以上の高金利で貸し付けるもので、これが闇金融と呼ばれているものです。

つまり、法律以上の金利で融資を行っている闇金融でなければ、法律の範囲内の金利で融資を行っているのです。
この法律は、銀行にも適用されているものですから、消費者金融を利用する場合、銀行のカードローンとは、ほぼ同じ利率で融資を受けることができるのです。

それなのに、私たちが消費者金融という名前に良くない印象を持っているのはどうしてなのでしょう?
消費者金融について良くないイメージを持ってしまう原因ともいえる、消費者金融の歴史を見ていきましょう。

なんで消費者金融ってイメージが悪いの?

1970年代の消費者金融は、サラリーマンを対象にした業者が多かったことから、「サラリーマン金融」を略して「サラ金」、また市街地で営業していたことから「街金」と呼ばれていました。

しかし、1980年代になって行われるようになった必要以上の融資や、今では考えられないくらいの高金利、過剰な取り立てなどによって「サラ金地獄」という言葉が目に付くようになり「サラ金」のイメージが悪くなったこと、また、サラリーマンだけでなくOLや主婦などの女性や自営業者の契約も増えたことなどを受けて、業界が積極的に「消費者金融」という新しい名称を使い始めたことから、現在使われている消費者金融という名称が定着していきます。

つまり、昔の「サラ金」と今の消費者金融は名称が違うだけで、全く同じ存在なのです。
ちなみに、日本の法令用語では、サラ金や消費者金融という語は今でも存在していません

私たちが消費者金融という言葉に対して悪いイメージを持っているのは、この「サラ金地獄」などの言葉の影響ではないでしょうか。

「サラ金地獄」とは、「サラ金」が市場広げていく中で、増加した多重債務による自殺者の問題が深刻な社会問題になったことによってできた言葉です。

この時期には自殺者全体も増加していましたが、2005年の20歳以上の死亡者の中で自殺者は2.8%(2005年厚生労働省人口動態調査)であるのに対し、消費者金融大手5社利用者の死亡者の中で自殺者は25.5%(金融庁など)であったとも言われています。

なぜ、多重債務による自殺者が増えたのか、それは、当時行われていた高金利による貸し付けが大きな一因でした。

旧貸付業法である、当時の貸付業法は非常に甘いもので、消費者金融の業界では、最大でも20%を越える利息は無効であると定める利息制限法ではなく、出資法の上限を適用していました。

出資法とは、消費者金融などを含めた金融業者に対する法律ですが、この法律ができた1954年には上限金利が年109.5%という、あまりに高い利息で貸し付けることが可能になっていました。

利率が109.5%ということは、元本の2倍以上の金額を返済する必要があった、ということです。
さすがにこのような状況が続くわけもなく、その後の法律改正によって上限金利は低くなっていきます。
低くなったとはいっても、1983年の初めての改正では上限金利73.0%、1986年には54.75%と、高すぎる利息であることに変わりはなく、バブル期である1991年の法改正でも40.004%が上限として定められました。

いくらお金が世の中を回っていたバブル期といっても、40%もの利息が発生するとなれば、いくら返済しても完済できる見込みを持てず、絶望してしまうのも良く分かります。

そして、最後の2001年の改正でも上限金利は29.2%という利息制限法とはかけ離れたものとなっていました。

このように甘い貸付業法の影響で、金利が高いサラ金が容認され、多重債務に苦しんだうえの自殺者の増加という社会現象を引き起こします。

このような、消費者金融=サラ金の歴史や背景もあって、どうしても私たちのなかに、消費者金融とは金利が高いイメージの悪いものという認識ができてしまっているのです。

でも、今の消費者金融は違います

このような歴史を持つ消費者金融が大きく変化するきっかけとなったのが、2006年の最高裁判決です。

先ほども触れたように、融資における金利を最大20%と定めた利息制限法と、実際に消費者金融などが提要していた出資法で上限とされた利息との間には、長年大きな隔たりがありました。
この隔たりはグレーゾーン金利と言われます。

長い間、利用者を苦しめてきたこのグレーゾーン金利が、2006年の最高裁判所の判決で無効とされたのです。
これ以降、貸金業法が改正されていき、2010年には出資法の改正もあって完全にグレーゾーン金利が廃止されました。
これにより、融資における金利は、元本が10万円未満の場合は最大20%、元本が10万円~100万円未満の場合最大18%、元本が100万円以上の場合は最大15%と定めた利息制限法に統一され、以前のような高利貸しは不可能になったのです。

そして、消費者金融の金利が利息制限法に定めされた金利に統一された、ということは、銀行のカードローンと同じ利率になったと言うことができます。
消費者金融より銀行のカードローンのほうが利率は低いというのは今では間違った理解なのです。
銀行から融資を受ける場合、ほとんどは審査だけで数日がかかり、実際に店舗へ行く必要がある場合もあります。
その点、消費者金融であれば、審査結果が分かるまで最短で30分、契約までWEBで
完結できるなどのメリットが多くあります。
また、この貸金業法の改正には、厳しい取り立てに対しては営業停止の措置を取るなどの項目も盛り込まれており、私たちが持っているいわゆる、金利が高くて取り立てが厳しい「サラ金」は姿を消しました。
ですから、私たちが一般的に抱いている、サラ金=高利貸し=危険!というのは、過去の話であり、銀行のカードローンとさほど変わらない利率で、銀行のカードローンより便利に利用できるようになったのです。

先ほども触れたように、業界が自ら悪いイメージを払拭するために積極的に「サラ金」という名称を消費者金融に改めた努力が、法改正などを経て実を結び、現在の消費者金融は「サラ金」とは全く異なったものとなりました。

日本ではまだ消費者金融と呼ばれていますが、銀行ではない貸金業、いわゆるノンバンクは、世界的にはファイナンス・カンパニーと呼ばれることが一般的な金融事業です。
もちろん、一言で消費者金融と言っても様々な会社がありますが、現在の消費者金融とはその多くがきちんと金融庁から許可を貰っている正規の貸金業者ですから、安全・安心に利用できると言えるのです。

絶対に借りてはいけないのは、”闇金”

ここまで、消費者金融の歴史や、現在の消費者金の健全さを解説してきました。
しかし、消費者金融の中には、利息制限法で定められた以上の高金利で貸し付ける業者も依然として存在することも事実です。
これが闇金融と呼ばれているものです。
闇金融は、金融庁へ貸金業として登録していなかったり、正規の登録をしていたとしても法律を無視した高金利で営業していたりする金融業者のことを指します。
私たちが持っている闇金のイメージ通りに、人権を無視した取り立てを行っている場合も多くあります。
このような業者は、最初は低い金利を提示しておきながら、実際に借りる時になって違法な高金利を求めてくるというパターンが一般的で、ダイレクトメールやダイレクトコールで勧誘したり、スポーツ新聞などに広告を載せたりしています。

また、これらの業者の多くは、全く無関係な上場企業などの大手企業に似た社名やロゴを用いて、間違った信用を持たせることがあります。
これらの業者は、固定電話の番号を持たず、携帯電話の番号のみで営業しているものがほとんどです。
金融庁に金融業者として登録する場合、また金融業者として広告を掲載する場合には必ず固定電話の番号が必要になっていますから、携帯電話の番号だけで営業している業者は怪しいと思って間違いないでしょう。

バブル期などに「サラ金地獄」という言葉ができたのは、返済のメド立たないようなあまりにも高い金利が大きな原因でした。
闇金と呼ばれる業者は、今でもその頃のような、またはそれ以上の高金利で融資し、人権を無視した取り立てを行います。
どんなに急な出費で困っていたとしても絶対に手を出してはいけません。
パソコンで消費者金融を検索すると、数多くの消費者金融が出てきます。
健全に銀行のカードローンと同じように利用できる消費者金融と、違法な業者をしっかりと見極める知識が、融資を考える時に必要なのです。

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