障害を抱えて仕事をする場合、どうしても不安が付き纏います。
しかし、そのような人でも安心して働ける職種が、IT関連にはあるのです。
今回はその中から、プログラマーやシステムエンジニアの業務内容や魅力についてご紹介しましょう。
現在、仕事探しのために自己分析をしている人は、是非ご覧下さい。
プログラマーやシステムエンジニアの魅力を紹介
IT関連の中でも、プログラマーやシステムエンジニアは人気の高い職種になります。
しかしながら、どのような仕事なのか、その魅力が分からない人もいるはずです。
まずは、それぞれの仕事の特徴をご紹介しましょう。
- 具体的な仕事内容
- 平均的な年収はどのくらい?
- 障害者にお勧めできる理由は?
この記事を読むと、「自分でも挑戦できるかも!」と前向きに思えるはずです。
具体的な仕事内容
プログラマーやシステムエンジニアは、コンピュータを動かすために使用されるプログラミング言語を利用し、プログラムを作成する仕事をします。
主に、「ソフトウェア」や「システム」を作成しますので、皆さんの身近な生活にも関わっているのです。
そして、それぞれの具体的な業務内容に迫ると、次の通りになります。
システムエンジニア
システム開発の全てに関わるポジションで、クライアントの分析やシステム設計等、幅広い業務を行います。
プログラムの作成がメインに思われがちですが、業務上大勢の人と関わり、調整役に回ることも少なくありません。
決定した内容をプログラマーに伝えることも、業務の一つになります。
プログラマー
その反面、プログラミング業務をメインとして行うのが、プログラマーです。
システムエンジニアが作成した設計書を基にして仕事を進めますので、表立って交渉することはありません。
IT業界の業務内における、裏方ポジションと考えてもいいでしょう。
担当している仕事によって、呼び名が違うのも職業柄の特徴になります。
どちらもパソコンに向かって仕事をしているイメージが強いですが、まさにその通りだと言えます。
しかしながら、今回紹介した業務内容はほんの一部にすぎません。
一見すると自分に向いていない内容であっても、細かい情報を知ることで、適性があると考えることができるのです。
以上より、業務への適性を判断する場合は、どのような仕事に特化して関わるのかを確認してから話を進めると良いでしょう。
平均的な年収はどのくらい?
ところで、転職するにあたって、誰でも収入面の条件は外せません。
これらの職種は、地道に作業をすることが多いため、あまり高収入が望めないと考えている人もいます。
しかし、その考えは間違いです。
IT化が進むことで、業界イメージがガラリと変わっていますから、昔の情報で判断してはいけません。
平均年収は、400万円~800万円程度と言われています。
これは、他の業界からすると、少し高めの設定になっていることが分かるはずです。
そのため、転職に成功すると、安定した生活が実現できるのです。
障害があるから低収入の仕事しかない、と考えることはありません。
年収が高い理由は、3つあります。
1つ目は、急なIT化に伴い、業務に携われる人材が常に不足していることです。
少しでもスキルがある人がいるならば、働いて欲しいと考える企業が多いのです。
その証拠に、時期を問わずに採用をしているだけでなく、業界のイメージアップを図る話題が尽きません。
また、未経験でも歓迎している求人も多いですから、新しいスタートを切りたい人にもお勧めできます。
特に、中途採用になると即戦力を求められますから、特性に合った職場を探すことが困難になりやすいです。
仮に前職のスキルを活かすとなっても、前職に適性がなければ続けても同じことの繰り返しになってしまいます。
2つ目は、専門職であるため、一定の収入を確保できることです。
業務の質を維持するために日々の勉強が求められますが、やはり専門知識や資格があるのは強みになります。
さらに、資格の取得や関連スキルを身につけることで収入が上がる業界ですから、頑張る甲斐があるのです。
皆さんの努力次第で、働きやすさが変わると言っても過言ではありません。
3つ目は、残業が多い分、残業手当で稼ぎやすいことです。
これは、業界のマイナスイメージにもなりますが、どうしても納期近くだと残業せざるを得ません。
ですが、その分はきちんと支払われますので、業務量と収入のバランスが取れるようになっているのです。
働いているのに残業代が出ないといった、損する要素はありません。
障害者にお勧めできる理由は?
ここで、これらの職種が障害者に向いている理由をご説明しましょう。
障害者にお勧めできる理由は、以下の5つにあります。
- 在宅ワークができること
- コミュニケーション能力がなくても仕事ができること
- 一人でコツコツと作業ができること
- 高収入であること
- 独立やフリーランスの働き方も望めること
障害者の人が職場に馴染みにくい原因として、大勢の人とのコミュニケーションが求められる。
業務に対して臨機応変な対応が求められることが、悩みの種になります。
しかしながら、これらの職種は単独で業務をすることが多いため、不安要素を抱えて働く必要はありません。
特にプログラマーは、スキルの育成を前提として採用活動をしていますから、未経験でも歓迎されやすいです。
そのため、早く職場に順応しようとしなくても、ゆっくりとスキルを学び、環境に適用できますから、焦る必要はありません。
ゆっくりペースでも働けるのは、他の職種にはない魅力になるでしょう。
また、すでに転職先の業界として考えている場合、事前に勉強をしているとプラスに働きます。
初心者向けのプログラミングを勉強しているだけでも、業務を円滑に始められますから、喜ばれやすいのです。
職業訓練の内容としても注目されている分野ですから、少しでも興味がある場合は勉強しておいて損はありません。
職種の将来性はどうなの?
最後に、IT業界を含めた職種の将来性についてお話ししましょう。
これらの職種は、AIやビックデータの利用促進に欠かせません。
さらに、IoTの活用にも欠かせない職種ですから、技術が進歩すると同時に必要性が高くなっていきます。
今や、私たちの日常生活にITが欠かせませんから、仕事が急に無くなることはありません。
しかしながら、今あるスキルで業界を生き残れるとも言えません。
業務上で使用している言語は、多岐に渡ります。
そのため、最初は初心者向けの言語で対応していても、それ以外の仕事ができません。
他の仕事にも対応するためには、新しい言語や知識について学んでいく必要があるのです。
「勉強が必要だ」と聞いた時、もしかするとハードルが高くなってしまうかもしれません。
ですが、難しいことをするのでなく、時代に合ったスキルを持ち続けるだけで対応できます。
ですので、勉強し続け、顧客のニーズに答えられることが、長続きする秘訣になるでしょう。
これは、企業勤めの人だけに言えることではありません。
数々のスキルを習得し、フリーランスで活躍しようと考えている人には、より重要な考え方になるのです。
この姿勢があると、年収1000万円ほども稼げる技術者になれますから、スキルと給与は比例すると考えましょう。
勉強をするのが好きで、地道に作業する業務内容が特性に合っている人には、向いている職種になるのは間違いありません。
プログラミングの勉強は、専門のスクールに通うだけでなく、独学でもすることが可能です。
転職までの時間がある人は、何かスキルを身につけておく意味でやっておくと、企業からの評価も変わるはずです。
基本的に未経験であっても業界自体は歓迎していますから、スキル面に不安のある人でも努力次第で道が開けます!